Bengal Report

1993年から1994年にかけて、バングラデシュとインド(西ベンガル州)に滞在した。いちおうベンガル語の学習という名目の「留学」だったが、本当の目的は、これら2つの国にまたがるベンガル地方の文化や自然を身体で感じることだった。とりわけこの地方の人々の信仰に興味を抱いていた。これはそのときの滞在記。

May 17, 2007

シャンティニケタンにて(2)

1993年8月6日

洗濯をすべて手でやるというのは、なかなかの重労働。この社会にはまだ洗濯機というものは入ってきていない。たいていの家では使用人がやるみたい。


1993年8月7日

大家さんの奥さんにお昼ご飯をご馳走になった。ベンガルの家庭料理。豆のスープ、野菜のカレー、カボチャの花の天ぷら、ポトル(キュウリに似た野菜)のケシの実和えなど。美味しかった!(写真中央にあるのがポトル。ターメリックで炒めるとものすごく美味!)


1993年

ヒンズー教の神々のひとり、クリシュナの誕生日でお休み。ヒンズー教には神さまがいっぱいいて、いちいち休みになるから、ほんとに休みだらけ。


1993年8月11日

夕方6時頃から毎日停電。しかも長時間。蝋燭の光で料理し、ベランダに出て月明かりでそれを食べ、なるべく早く寝るという生活。

休日の多さと停電の頻繁さ、この2点はバングラデシュと西ベンガル州に間違いなく共通している。


1993年8月13日

ここ数日ずっと激しい雨が降り続いている。昨夜など、あまりにも激しい雨と雷の音とで眠れないほどだった。次の朝、起きて外を見てみると、家の前の畑が一晩で大きな池に変わってしまっていた。さっそく、朝早くから子どもらがそこで泳いでいた!

自然の威力というものの存在が、ここではとても大きく感じられる。

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