シャンティニケタンにて(2)
1993年8月6日
洗濯をすべて手でやるというのは、なかなかの重労働。この社会にはまだ洗濯機というものは入ってきていない。たいていの家では使用人がやるみたい。
1993年8月7日
大家さんの奥さんにお昼ご飯をご馳走になった。ベンガルの家庭料理。豆のスープ、野菜のカレー、カボチャの花の天ぷら、ポトル(キュウリに似た野菜)のケシの実和えなど。美味しかった!(写真中央にあるのがポトル。ターメリックで炒めるとものすごく美味!)
1993年
ヒンズー教の神々のひとり、クリシュナの誕生日でお休み。ヒンズー教には神さまがいっぱいいて、いちいち休みになるから、ほんとに休みだらけ。
1993年8月11日
夕方6時頃から毎日停電。しかも長時間。蝋燭の光で料理し、ベランダに出て月明かりでそれを食べ、なるべく早く寝るという生活。
休日の多さと停電の頻繁さ、この2点はバングラデシュと西ベンガル州に間違いなく共通している。
1993年8月13日
ここ数日ずっと激しい雨が降り続いている。昨夜など、あまりにも激しい雨と雷の音とで眠れないほどだった。次の朝、起きて外を見てみると、家の前の畑が一晩で大きな池に変わってしまっていた。さっそく、朝早くから子どもらがそこで泳いでいた!
自然の威力というものの存在が、ここではとても大きく感じられる。
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